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確かにどんなに素敵なお家でも、時間と共に傷んでいくもの、壊れていくものは少なからずあります。
また、家族構成が変わることで、その暮らし方も変化していくものです。
築後30年前後建替え問題は、このように様々な事情が、概ねその頃に集中するからなのかも知れません。

しかし、家は一度建ててしまえばそれで終わりではありません。近い将来、訪れるであろう出来事への住まい手側の理解と、事前の対策がカギだと思っています。そのための条件は、①理にかなった材料で、②永く暮らせるための設計プランを立て、 ③丁寧な施工をする。と言うことです。

この3条件は、ネッツデザインで家を建てるうえでの必須条件であり、とても重要です。それは早まる劣化を抑え、故障を減らし、また⻑期にわたり柔軟に暮らせる家になるからです。
また、予防としての定期的なメンテナンスも必要です。人に例えるなら、重篤になる前の予防医学的なもので、風邪をひいてから風邪薬を飲むのではなく、そもそも風をひかないように健康管理をすることと同じです。ネッツデザインが考える、永く住める家とは、健康寿命の⻑い家であると言うこと。

それを叶える上で、土台になるもっとも重要なこと、それはご自分の家が好きであるかどうか？愛着が持てているかどうか？ がポイントではないかと思っています。
私は、家に対する愛情には、家が建つまでの過程（プロセス）と、その後の満足度に深い関係があると考えています。

ネッツデザインは、創業当初より「家造りはもっと自由なはず、同じ家族はいない、だから同じ家はない…」という想いのもと、1棟1棟オーダーメイドで造るという考え方で家づくりに取り組んできました。
建てた家に合わせて暮らすのではなく、住まい手の暮らし方に合わせた家を建てるということです。そのためには、住宅会社の提案だけで進めていくのではなく、ご自由な発想で提案をし、それらを住宅会社と二人三脚で実現していくこと。
しかも楽しみながら。

それは達成感でもあり、家への愛着の源になってくるはずです。私たちはこれこそが「本当に良い家」だと、定義しました。

人の暮らしを司る住宅、それは人生に多大な影響をもたらすもの。私たちは豊かで幸福な人生のお手伝いとして、そのひと手間を惜しみません。生活必需品といえる「機能的な価値」に留まらず、感性を刺激する「情緒的な価値」をご提供していきます。